カウンセリングについて

カウンセリングでは、お客様から様々な情報を得ることで体重が増えた原因や痩せない原因を見つけ出し、原因に対して具体的かつ現実的な目標とアクションプランをお伝えするところまで行なっています。

カウンセリング前にお客様にお伝えすること

・30〜40分お時間を頂く(カウンセリングをお試しトレーニングを同日に行う場合は90分)

・必要な持ち物はないが、体組成の測定と姿勢の確認を行うためスカートやタイツは控える

 ※この2つは事前に山内がお客様にお伝えします

カウンセリング当日の流れ(30〜40分)】

1. お客様が駐車場に到着されたら迎えに行く

 お客様が駐車場に到着されたらLINEもしくは電話で連絡があります。

 駐車場の場所がわからない場合は、隣にある西京銀行に停めてご連絡くださいとお伝えしています

 ので、連絡がありましたら車の車種と色を聞いて西京銀行に向かってください。

2. ジムに着いたら簡単な自己紹介をする

 「トレーナーの○○と申します。今日はよろしくお願いします。」

3. カウンセリングの流れを資料を用いて説明(資料はテーブルの下に置いています)

 「まずはカウンセリングをさせて頂きますが、簡単に流れを説明いたします」

 「最初に現在のお悩みや生活習慣、食生活をお聞きします」

 「次に、体組成計を使って体重や筋肉量、体脂肪率を計らせて頂きます。また、姿勢の写真を撮らせ

 て頂きます。」

 「お聞きした内容や体の状態からプランを立てて、50分ほどトレーニングを行います」

 ※カウンセリングのみを行う場合は以下のように説明してください

 「本日はカウンセリングを行わせて頂きますが、まずは簡単に流れを説明いたします」

 「最初に現在のお悩みや生活習慣、食生活をお聞きします」

 「次に、体組成計を使って体重や筋肉量、体脂肪率を計らせて頂きます。また、姿勢の写真を撮らせ

 て頂きます。」

 「お聞きした内容や体の状態をもとに、何をすれば体が変わっていくかを最後にお伝えします」

4. お客様の個人情報をカウンセリングシートに記入して頂く

 「黒枠の所をご記入ください」

5. カウンセリングシートに沿って相手に質問する(質問をしながら問題点を探りましょう)

 下にカウンセリングシートの詳細を載せています。

6. 質問が終わったら体組成の測定を行う(ペースメーカーの有無は必ず確認をして下さい)

 時々体組成を測りたくない方がいらっしゃいますので、念のため以下のように聞いてください。

 「今から体組成計を使って体重や体脂肪率を測りたいのですがよろしいですか?」

 必ず裸足になって頂き測定してください。

7. 姿勢を撮影をした後、壁を使用して反り腰の確認を行う

 写真は、正面、左右、背面の4枚撮ってください。足の位置を間違えないように気をつけてください↓

反り腰の確認方法↓

腰と壁との隙間が2本以上あれば反り腰と判断しています。姿勢のチェックシートにメモしておきましょう(腰の状態)。

8. 体組成と姿勢の結果をフィードバック

まずは標準体重を伝えてください(Ipadの写真アプリのお気に入りに入っています)。その後、インボディのアプリを起動させて、測定した結果を説明しましょう。

「○○様の標準体重は○○kgになります」

「体組成の結果をお伝えしますが、標準体重より○○kg多い状態です。筋肉量は標準より〜。体脂肪量は標準より〜・・・」

※測定結果が標準とどれぐらい離れているかを伝えてください。

全ての結果を伝えた後、「体脂肪の落とし方については後ほどお伝えします」と説明してください。

インボディの結果を伝えた後は姿勢の説明を行いましょう。まず矢状面をうつした写真にランドマークを繋げた一本の線を引きます。

線を引いた後は、上半身(ストレートネックや猫背)から説明しましょう。

9. 体脂肪の落とし方を資料を用いてレクチャー(iPadの写真フォルダのお気に入りに入っています)

まず、お客様がダイエットの知識をどれぐらい持っているかを把握するため、「○○様は体脂肪を減らすためには何が大事だと思いますか?」「何をすれば体脂肪が減ると思いますか?」と聞いてください。知識を持っていると判断した場合は、簡単な説明にとどめましょう。

10. お客様と話しながら現実的な方針を決める(実行して頂くことは3つまで)

消費カロリーをどのようにして増やすか、お客様と細かくやりとりをして方針を決めましょう(十分活動量がある場合は決めなくて良いです)。

例えば、歩数を5〜6千歩まで増やす、時間がある時は散歩する、仕事終わりに10分歩くなどです。

目標が多すぎると実行が難しいので3つまでにしましょう。目標が決まれば、後日LINEから送ると伝えてください。

※食事に関しての方針は、後日お客様から食事を送って頂きカロミルで計算した後、LINEから送ってください(詳細は16の項目を確認してください)。

11. 料金についての説明&クロージング

方針を決めた後に料金の説明を行ってください。説明の内容はカウンセリングのみを行ったのか、カウンセリングとお試しトレーニングをまとめて行ったのかで変わってきます。

カウンセリングのみを行った場合↓

「カウンセリングをされた後、まずは一度お試しトレーニングを受けて頂き、自分に合っているかどうかを確認して頂いています。継続される場合は、都度払いか4回券、8回券の中から選んで頂いています。」

「今後ですが、お試しトレーニングをされますか?それとも検討されますか?」

カウンセリングとお試しトレーニングの両方を行った場合↓

「初回にお試しトレーニングをされた後、都度払いか4回券、8回券の中から選んで頂いています。回数券に期限はございません。」

「今後ですが、継続されますか?それとも検討されますか?」

12. 次回の予約日時を決めてLINEに送る

継続するとお答え頂いた場合は、次回の予約を取りましょう。日時が決まったらLINEに送ってください(○月○日○時〜)。

13. 玄関までお見送り

お客様の帰宅後↓

14. 方針をLINEで送る

15. カウンセリングで聞いた3食(もしくは3食の写真を送って頂く)をカロミルを用いて計算し、LINEでフィードバック(ダイエットの基本情報も送る)

カウンセリングシートの詳細、意図

ただお客様に質問するのではなく、何かしらのアドバイスができるように問題点や解決法を考えながら話を聞きましょう。

上から順番通りに聞く必要はありません。話の流れに合わせて全ての項目を漏れがないように聞いてください。

何を書くか悩んでいる人に対しては、「今一番悩んでいることや目標を書いてください。例えば、○kg痩せたい、お腹をスッキリさせたいなどです」と伝えてください。また、期限があるのかどうかも必ず聞いてください。人によっては「○月に健康診断があるからそれまでに」「○月に結婚式があるので」といった言葉が出てくると思います。その期限をゴールにしてプランを組み立てましょう。期限がない場合は、体組成の結果や生活習慣から達成可能な目標を立て、カウンセリングの最後に伝えましょう。

② ほとんどの方が多くの悩みを抱えていますので、①で聞いた悩み以外にあるのかどうかをここでは詳細に聞き出しましょう。「反り腰を治したい」「二の腕が気になる」「体力をつけたい」など、色々出てくるはずです。もし1番の悩みが解決できなくても、他の悩みが解決できていれば継続に繋がったり、満足度が下がりにくくなります。また、直近1〜2ヶ月の体重の推移は必ず聞いておきましょう。変化がないか少しずつ増えていっている方がほとんどですが、現時点での摂取カロリーと消費カロリーのバランスがわかるので、アドバイスする上で貴重な情報になります(体重に変化がなければ摂取カロリー=消費カロリーとなります)。

③ パーソナルジムに来られる方の大半は、過去に何かしらのダイエット経験があります。特に過度な食事制限はしていないか、糖質制限をしていないかを聞いてください。糖代謝能力が落ちていて痩せにくくなっている可能性があります。カウンセリングの時点で伝える必要はありませんが、頭の片隅に入れておいてください。カロリー収支をマイナスにしても体脂肪が減らない場合は、糖代謝能力が落ちている可能性があり痩せにくくなっていることを伝え、良質な糖質(全粒穀物)を摂っていきながら筋トレをして糖代謝能力を上げていく必要があると説明してください。

④ もし運動習慣がある場合は、運動の種類、頻度、時間を詳しく聞き、痩せるために十分な運動量なのかを考えましょう。また、かなり無理をして運動をしている場合はストレスになっている可能性があるので、続ける必要があるのか検討してください。運動の負荷を落としても良いです(頑張ってランニングをしている場合はウォーキングにする)。

⑤ ここを詳しく聞いておくと運動の負荷をどうするか、あらかたカウンセリングの時点で決める事ができます。運動経験が全くない場合はお試しトレーニングは重りは使わず、自重のみのトレーニングで問題ありません。また、必ず既往歴を聞いておきましょう。骨折や捻挫などの既往が姿勢不良や柔軟性の低下、動きの癖の原因となっている可能性がありますので、どんな些細なことでも構わないので記録しておきましょう。

普段の活動量を把握する意味で、必ず仕事でどれぐらい動いているかを把握しましょう。職業の欄に「営業」「事務」「自営」などと書かかれる方がいますが、それだけでは活動量が把握できないので、「仕事中は動いている事が多いですか?デスクワークが多いですか?」といった質問をして、具体的にどれぐらい動いているのか聞きましょう

睡眠不足は食欲のコントロール不良の原因になりますので、睡眠時間だけでなく睡眠の質も聞いておいてください。夜中に2〜3回以上起きる場合や、昼間に眠気がくる場合は睡眠の質が低い可能性があります。睡眠時間が短い場合や質が低い場合は、今よりも早く寝る事ができるのかを本人に聞いたり、睡眠の質が低くなっている原因を探る必要あります。睡眠に関しては研修では指導しませんので、もし食欲が乱れていて睡眠の質が悪い場合は必ず山内に聞いてください(改善法をお伝えします)。

⑧ 間食は食べているかどうかだけでなく、量や頻度、時間帯、内容を細かく聞いてください。話を聞きながら、なぜ間食をしてしまっているかを同時に考えます。ただなんとなく食べていることは少なく、ベースにはストレスや睡眠不足、不規則な食生活があります。夕食の時間が遅く、夕食前にお腹が空いて食べてしまうパターンが多いので、我慢できないか、飲み物で満足できないのかを聞いて、難しければ別の食品を提案しましょう。また、外食も間食同様に詳しく聞いてください(外食は基本的にハイカロリーになりますのでとても重要です)。頻繁に外食をしている場合は頻度や質、量は変えられそうにないのかを聞いてみましょう。

お酒はカロリーが高いので、お酒を頻回&大量に飲んでいる方は飲まなくなるだけでかなり痩せやすくなります。ただ、お酒を常飲している方は嗜好品としてお酒が好きだったり、ストレスのはけ口になっているのでいきなり断酒できる人は少数です。ですので、まずは量を減らせないか提案しましょう。どれぐらいの量を減らせばいいかですが、お酒込みで摂取カロリーを計算してオーバーしているカロリーを把握し、本人と相談しながらアンダーカロリーになるまで減らしましょう。

健康チェックシートの詳細、意図

ダイエットや運動をして良い状態なのか、痩せにくくなっていないかなどを把握するため、カウンセリングの際に詳しく健康面を聞いています。全ての質問項目に意味がありますので、必ず詳しく聞いてください。

悪いと答えた場合は、具体的にどんな症状があって体調が悪いと感じているのか詳しく聞きましょう。あまりにも心身の状態が悪い場合は、医療機関での治療を促しましょう。具体的には、精神疾患(拒食症やうつなど)や整形疾患(腰痛、膝痛)などがあり、まともに食事が摂れなかったり、運動ができない状態です。過去に、脊柱管狭窄症による痺れの症状がひどく出ていたため一度整形外科への受診を促し、全ての治療が終わった後に通って頂いたことがありました。また、時々抗不安薬を服用されている方がいらっしゃいます。ダイエットが過度なストレスになりそうでしたら丁重にお断りをしてください。

⑥ 人間はストレスを感じると食欲が増すホルモンであるグレリンや、血糖値を乱高下させるコルチゾールというホルモンが大量に分泌されるため、ダイエット中はいかにストレスを溜めないかが重要となります。ここではストレスの程度だけでなく、ストレッサーやストレスを感じた時にどんな方法で解消をしているかを聞いて下さい。

⑧ 現病歴がある場合、トレーニングを契機に悪化させてしまう可能性がありますので、詳細に聞いておきましょう。例えば腰痛ですと、具体的な場所(腰のどの辺り?)やどんな時に悪化するのかなどを聞いておく必要がありますが、もしトレーニングで痛みが出そうな動きをする際は痛くないかを確認しながら進めてください。また、服薬状況は必ず確認しておきましょう。食欲のコントロールができていない場合は、薬の副作用で食欲が増している可能性があります(特に抗精神薬、抗うつ薬)。薬を服用している場合は本人に副作用が出ていないか確認をして、念のため薬名を聞き副作用を調べておきましょう。

⑨ 婦人科系の疾患(乳がん術後や子宮全摘など)や骨折、交通事故による怪我により、可動域制限や筋力低下、姿勢に変化が出ている場合があります。もしお客様で当てはまる方がいらっしゃれば一度山内に報告してください。

カウンセリングのポイント

・直近1〜2ヶ月の体重の推移は必ず聞いておきましょう。増えていっている場合はかなり生活を変えないといけませんが、いきなり大きく変えてしまうとリバウンドする可能性が高まりますので、少しずつ変えていくことになります。最初は体重が増えていっていたのが増えなくなる(体重がとまる)ので、減らないことへの不安を感じるお客様もいらっしゃいます。1〜2ヶ月は体重が変わらない可能性があることをカウンセリングの時点でお伝えしておきましょう。

・今の生活習慣と痩せるための生活とのギャップが激しい場合は、無理にいきなり理想を押し付けるのではなく現実的な目標設定を行って下さい。例えば、普段3千歩しか歩いていない方にいきなり8千歩まで上げるよう提案するのではなく、まず5〜6千歩をクリアするよう提案しましょう。

・お客様はウェルボに来られるまでに様々なダイエット法に挑戦されていることが多いです(耳つぼ、糖質制限、漢方、腸もみ、GLP-1、断食道場など)。たまにとんでもないものもありますが、否定やネガティブな反応は見せず、淡々と過去のダイエット歴を聴取しましょう。

カウンセリングについての解説動画(Youtube)

カウンセリングの概要