お腹や二の腕が冷える原因と解消法

皆さんこんにちは!トレーナーの山内です!

今回の内容は、前回の続き(末端冷え性の原因と解消法)になります。

前回、冷え性は4つのタイプに分かれるとお伝えしました。

引用)https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1143.html

前回は四肢末端型について説明をしましたが、今回は内臓型について説明しますね。

内臓型冷え性の特徴

内臓型冷え性は、体の表面(手足)は温かいが、体の中心(特に血管の多いお腹と二の腕)が冷えやすいという特徴がありますが、他にも以下の特徴があります。

内臓型冷え性の方は、末端冷え性と同様に自律神経に問題があると考えています。

自律神経は交感神経と副交感神経に分かれますが、

活動的になっている時は交感神経が働き(朝や運動時)、リラックスしている時は副交感神経が働いている(ゴロゴロしている、寝る時など)と思ってください。

また、自律神経はシーソーのような関係なので、交感神経が優位になると副交感神経の働きが抑えられ、副交感神経が優位になると交感神経が抑えられます。

例えば、慢性的にストレスを感じている方は交感神経が優位で常に興奮モードなので、夜になっても副交感神経が働かずに寝れなくなってしまいます。

状況に応じてバランス良く切り替わる状態が理想的ですね。

体温を調節する時にも自律神経が働きますが、

人間は寒い時には交感神経が働くことで毛穴や血管を縮ませ心拍数を上げることで体温を上げ、

逆に暑い時には副交感神経が働き毛穴を開き汗を出すことによって体温を下げようとします。

内臓型冷え性の方は副交感神経が優位に働いていますので、血管は広がりやすく手足に血液がいくので温かいのですが、体の中心部分(お腹・二の腕)は冷えやすい状態になっています。

また、副交感神経が優位になると以下の状態になりやすいです。

・毛穴が開きやすくなり全身に汗をかく(すぐに冷える)

・内臓へ血流がいきにくくなるため消化不良が起きやすくなる(お腹にガスが溜まる)

・お腹が空きやすくなり食欲旺盛になる(副交感神経が胃腸の働きを促すため)

・だるい、朝起きられない(朝に交感神経が働かずに体を動かせない)

内臓型冷え性の原因と解消法

内臓型冷え性の方は、普段からあまり動いていないために交感神経の働きが弱まり、副交感神経が優位になってしまっていると考えられます。

「仕事はデスクワークで休日は家でゆっくり」という生活スタイルの方は要注意です。

まずは自分が1日どれぐらい動いているかをスマホの歩数計の機能で把握してみましょう(スマホを持ち歩けない方は、携帯できる小さな歩数計を貸し出しています)。

1日5,000〜6,000歩以上が理想ですが、ほとんどの方が2,000〜3,000歩ぐらいしか歩けていないと思います(ウェルボ調べ)。

全然動いていない!という方は1日10分でも良いので散歩をするか、なるべくちょこちょこ動くようにしてみましょう(10分で1,000歩)。

ウェルボでは、1週間の平均歩数が6,000歩以上だった方にLINEのポイントを差し上げています。

もしご興味のある方は直接お声掛けください。

ウェルボでのトレーニング

ウェルボに来られているお客様は交感神経優位の方が多い印象ですが、副交感神経優位なのかな?という方も少数ですがいらっしゃいます。

そういう方には、交感神経を高めるために活動量を増やしたり、しっかり筋トレをやってもらうだけでなく背骨を動かすようなエクササイズを多めにやって頂いています。

交感神経は脊髄から出ていますので、背骨を動かすことで交感神経が刺激されると考えています(黒色の線が交感神経で赤色の線が副交感神経)。

引用)https://www.tmd.ac.jp/artsci/biol/textlife/neuron.htm

話は変わりますが、この図を見ると交感神経は主に胸やお腹にある器官に分布していて、副交感神経は首や骨盤のあたりから分布している事がわかります。

「緊張すると胃がキリキリする」

「首や腰を温めたり、ほぐすとリラックスする」

そんな経験ありませんか?

交感神経と副交感神経の分布に関係があるかもしれませんね。

ウェルボでは健康的にヤセるだけでなく、なるべく体調も良くなるような運動・生活指導を心がけております。

皆様の体調不良に何か関われるかもしれませんので、お気軽にご相談ください。

参考書籍