初回トレーニングの概要
初回のトレーニングでは、お客様にウェルボのトレーニングを体験して頂きながら身体機能や体力、筋力レベルを細かに把握するようにしています。
トレーニング前に簡単なアセスメントを行なっていますが、トレーニング中にも動きを観察し、常に身体の状態を把握しましょう。
トリックモーション(代償動作)や左右差、お客様からの訴え(痛みや筋肉への効き方)はトレーニングシートにメモしておきます。
トレーニング前のアセスメントは以下の目的で行っています。
・筋トレを行うために必要な可動域があるかどうかの確認(怪我のリスク管理として)
・姿勢不良を改善するための評価
・筋力の不均衡のチェック(よく使っているところ、弱化しているところ)
アセスメントは以下になります。カッコ内は評価する筋肉です。
① FFD – finger floor distance(脊柱、ハムストリングス、下腿三頭筋)
② RSP – rounded shoulder posture(大胸筋、小胸筋)
③ 足関節背屈(下腿三頭筋)
④ 股関節内・外旋、伸展(殿部〜大腿部の筋肉)
⑤ HBD – heel buttock distance(大腿四頭筋)
⑥ ロールアップ(脊柱の柔軟性、腹筋、腸腰筋の筋力)
【 初回トレーニングの簡単な流れ 】
① ストレッチ(5〜10分)
筋トレ中に怪我をしないよう、アセスメントで問題のあった関節の可動域を広げておきます。各ストレッチ30秒×2セット行いましょう。
② ウォーミングアップ&コレクティブエクササイズ(5〜10分)
筋温を上げ筋肉の粘弾性を向上させて、肉離れ等の怪我を防ぐ目的でウォーミングアップを行います。また、コレクティブエクササイズでは、姿勢を修正したり筋力のバランスを考え、鍛えたい筋肉に刺激を入れておきます。
③ 筋トレ(20〜30分)
代償動作に注意して、鍛えている筋肉を意識してもらいながら行いましょう。体幹部を先に鍛えてしまうと他の筋トレ時にフォームが崩れてしまうので、最初に下半身や上半身を鍛えて最後に体幹部を鍛えましょう。
④ HIIT(4分)
トレーニングの最後にエアロバイクを使ってHIITを行って頂いています。HIITの強度の理想は最大心拍数の85〜90%となっていますが、運動初心者がそこまで負荷を上げることはできませんので、ウェルボではまず60〜70%まで上げることを目標としています。HIITは以下の目的で行っています。
・心肺機能や自律神経を強化することで、ストレスへの耐久性を上げる
・アフターバーン効果によるカロリー消費
・食欲の抑制(グレリンの濃度が下がる)
【 トレーニングの時間配分 】
2回目以降、ストレッチやウォーミングアップの時間が徐々に短くなり、筋トレの時間を長めにとっています。特に筋トレの種目が多くなる男性は、ストレッチやウォーミングアップは5〜10分で終わることが多いです。
トレーニング中や集中力を維持するために、ポモドーロテクニックとして25分程度経ったら一度休憩を入れています。筋トレ前に一度休憩を入れましょう(1〜2分程度)。